慶良間諸島 座間味島への離島Trip(2/2)
今回は「メモワール編」第2弾として、2009年6月末に訪れた
沖縄 慶良間諸島 座間味島 への離島Tripをお伝えしています。
阿嘉島から座間味島へ向かう航路から眺める風景、素晴らしいですね。
そうこうしているうちに、いよいよ座間味島に到着です。
一緒のお客さんは乗り合いバスやツアーの送迎バスに乗り込んで目的地のビーチへ
向かわれましたが、タクシーでも拾ってと思っていた我が家はまずは腹ごしらえから。
漁港の向かいにあるひなびた食堂で、シンプルな沖縄そばをいただきました。
さて、ビーチに移動しようと思ったのですが、タクシーらしき姿が見当たらない。
船が到着してしばらくするとお客もいなくなるのでタクシーもいなくなってしまうらしく、
ビーチまで30分かけて歩くのかと、しばし呆然・・・。
そんなところに声を掛けてくれたおじさん・・・話をすると、
目の前にある安慶名敷(あげなしく)島という無人島まで渡してくれるとのことなので、
これぞ渡りに船ということで、早速お願いしました。
船といっても、普段は漁業に使用されているような船なのですが・・・
船に乗り込もうとする私達におじさんが、
「無人島なので、スーパー(共同販売所)に行って食料と水分の補給をしてきたらいい」
「トイレもないから、そこの船着き場のトイレで済ませてきたらいい」
「帰りの船は予約しているかい?なら、その時間に合わせて迎えに行くから」
「帰りは船に乗る前に、そこのダイビングショップでシャワーを浴びたらいい」
と本当に親切にアドバイスしてくれました。
見えて来たのは縦長な形が印象的な無人島「安慶名敷島」
このおじさん、無愛想に見えてもとっても良い人で・・・
船から降りる際に濡れないように、波打ち際まできっちり着けてくれるし、
「サービスでいいから・・・」と自前のパラソルまで貸してくれました。
島に着く直前には、その周辺の今とこれからの潮の流れ、強さ、危ない場所や
何かあった際にはすぐ連絡するようにと、自分の携帯電話番号まで教えてくれました。
無人島でも携帯電話の電波はきっちり入っていたので、安心です。
無人島渡し「まさ丸」 中山 勝さん 民宿「中山」も経営しています。
ある意味、無人島渡しのプロフェッショナルですね。
ビーチの砂もサラサラしていてとても細かな感じです。
定刻通りのピックアップの後も、
「裏のダイビングショップでシャワーを借りられるけど、もし一杯だったら俺の家のシャワーを
貸してあげるから戻っておいで」と・・・ここまでくるともう尊敬に値しますね。
おじさんに聞くと、離島の座間味でも島内に2か所あるビーチ(古座間味、阿真ビーチ)は
人が多くて、海もそれほどきれいではないとのこと。
真っ先に安慶名敷島の北ビーチへ渡った私たちは正解だったのかもしれません。
(写真と地図はクリックすると大きな画面で開きます)
『安慶名敷(あげなしく)島』
「座間味島から渡し船で簡単に行ける無人島、安慶名敷島。
安慶名敷島は座間味島と阿嘉島のニシ浜の中間に位置するので、阿嘉島からもよく見えて
いる、きれいな砂浜と魚が多い海の中が特徴的な慶良間の無人島です。
夏シーズンは座間味港に渡し船が何隻か待機しているのでそちらを活用しましょう。
往復1000円前後なので、タクシー感覚で活用できます。
帰りは予め時間を言っておいて来てもらうも良し、安慶名敷島から携帯で依頼するのも
良いでしょう。
ちなみに、オフシーズンは座間味港観光案内所で電話番号を聞いて、直接船を出している方
に電話しましょう。
安慶名敷島自体は白い砂浜が特徴的な島ですが、場所によっては岩場も多かったりします。
何より特徴的なのが海の中、サンゴはイマイチですが魚がとても多いです。
ちょうど阿嘉島のニシ浜に近いイメージの海だと思います。」
『安慶名敷島 北ビーチ」
「安慶名敷島へ上陸する船が多いビーチなので、まず最初にこのビーチを目にする方が多い
と思います。砂浜は座間味島方向につきだしていて、白い砂浜がとてもキレイです。
砂浜自体には石とかサンゴのかけらとかは少なめで、裸足で歩くのも問題ないと思います。
肌触りがとてもいい感じのビーチです。
広さ自体はそんなに無いですが、のんびり海水浴するにはおすすめだと思います。」
(離島ドットコムより http://www.ritou.com/ritou/agenashiku.shtml)
太陽の光が水面で反射してきれいな波紋、プリズムを作っています。
シーカヤックが向かうのは、もうひとつの無人島「嘉比島」
『座間味港からの無人島』
「世界的にも綺麗な海で有名な慶良間諸島の中で、座間味島は比較的早くから注目され
開けてきました。
メインの古座間味ビーチは、同じ座間味村の阿嘉島にあるニシハマビーチなどと比べたら、
だいぶ人出も多く、業者がパラソルをビーチに並べてなにかちょっと無理にリゾートしてるな
的な印象を受けます。
ということで、私的に一番お勧めしたいのは座間味港から渡し舟が出ている、
すぐ近くの無人島、『安慶名敷島』と『嘉比島』の両無人島です。
海の美しい慶良間の中でも透明度の高い、渡嘉敷、阿嘉、座間味の島々に囲まれ、
珊瑚も元気な海域にあるので、素晴らしい海、素敵な魚達に出会えます。
両島ともすぐに歩いて一周できるくらいの島ですが、真っ白な珊瑚の細かい欠片で出来た
ビーチを持ち、沖に向かって泳ぐともうそこはカラフルなお魚達の天国です。
もう一つ少し大きめの安室島もあり、こちらも綺麗なビーチを持っています。
ただ、本当の無人島ですので、お手洗いはありませんし、お店もありません。
ですからパラソル、飲み物、おやつなどは持っていく必要があります。
渡し舟のおじさんにお聞きいただければ、面倒を見ていただけるかと思いますので、
聞いてみてください。
勿論、那覇で安いパラソルを買って持っていくのもありかと思います。 」
(沖縄離島ドットコムより http://www.okinawainfo.net/kerama/zamamij2.htm)
安慶名敷島 東ビーチからの眺め、対岸は座間味島
『お願いと危険について』
「慶良間でも特に透明度が高く、ビーチエントリーできる海としては最高だと思いますが、
時間帯によっては潮の流れが極端に早くなることがあります。
想像していただけるかどうかわかりませんが、川の中を泳ぐように感じられるくらい。
フィンをつけていても思うように進めなくなり、かえって流されることもあるくらいです。
ですから、お子様がいっしょの時には、特に注意をはらってあげてください。
泳いでいる時に流れが速くなりそうでしたら、近くの岸に早くあがり、歩いてエントリーした
地点に戻るようにしましょう。
あと、当然なことですが、もって来たものはゴミも含めて必ず持ち帰るようにしてください。
それから浅い所の珊瑚の上にはけして立ったりしないこと、フィンで珊瑚を傷つけないよう
に気を配ることをお願いしておきます。」
『古座間味(ふるざまみ)ビーチ』
「那覇泊港からスマートな高速船クイーン座間味に乗ると、快適な一時間足らずの船旅で
座間味港に到着します。
ここからは小型のバスが運行しているので、これを利用してメインビーチである古座間味
までは、ちょっと山道を走ったら到着。
以前は、モクマオウの林の小道にある小さな一軒家の売店の前を通りぬけると、静かな海
が広がるといういかにも離島らしいところでしたが、現在は新しくできた大きなログハウス風
売店があり、そこを過ぎると海になっています。
この売店の建物の所にはシャワーとなどあり、マスク、パラソルのレンタル、そして簡単な
食事も出来るようになっていて便利です。
ビーチには同じ色のパラソルとビーチチェアーが、業者によって行儀よく居並べられている
のが目に飛び込んで来ます。
良くも悪くも本島のリゾートのビーチを彷彿とさせるものがあります。
海に入ると比較的浅い所からかわいい魚たちが群がっていて、餌をねだって後についてくる
くらい人なつこく餌付けされています。 魚の種類が多くて流れも穏やかなので、
シュノーケリング初体験の方は楽しみやすいと思いますが、自然の状態とはかけ離れていて、
どちらかというとハワイのハナウマ湾のような状況。
右手は安室島、干潮時は渡れそうな近さですが、潮の流れも結構あるので危険です。」
『阿真ビーチ』
「キャンプ場が併設された、古座間味ビーチに次ぐ座間味島では有名なビーチです。
目の前に無人島、その先には阿嘉島を望めます。
古座間味のように混み合うこともないので、穴場と言えば穴場かもしれません。
阿真集落には宿泊施設もありますので、阿真に宿泊の際は散歩がてらに行けるのも嬉しい
ところです。ビーチはそこそこ広くて居心地はまぁまぁいい感じです。
海の透明度はかなり高いですが、基本的にそんなに深くないので潮の干満によって泳げる
範囲が変わるかもしれません。
海に向かって左が砂地がメインで、右がサンゴがメインかな?」
以上の情報は「沖縄離島ドットコム」より
座間味島の周辺ではダイビングショップ主催の
「シーカヤックで島へ行き、ランチ&シュノーケリング」を楽しんでいる人たちも
たくさん見受けました。
装備を持っていなかった私たちはさすがにテーブルサンゴまでは見られなかったけど、
それでも環礁の中をチョウチョウウオなどの熱帯魚がたくさん見ることが出来ました。
結局、高速船で午前中の早い時間に座間味に着いたとしても、気の利いた食堂はないし、
地元のスーパー(共同販売所)でお弁当を買って行ってもあの暑さではちょっと心配だし・・・
フェリーでお昼頃に着いて、港の向かいのひなびた食堂で沖縄そばを食べてから、
無人島渡しのおじさんにお願いして午後から夕方まできれいな海でゆっくり・・・
これがベストかもしれません。(負け惜しみではなくって・・・)
沖縄本島も恩納を超えた中部以北、もしくは東村の方まで行くとそれなりにきれいな海だな
と思っていましたが、やはり離島の海とは透明度がちがいますね。
透明からアイスブルー、ターコイズ、ブルー、ネイビー、ダークブルーへと変わる
青から藍色へのグラデーションはまさに瑠璃の島です。
読谷山焼 北窯の陶芸作家 與那原正守さんの作るペルシャブルーの器の色ですね。
美しい海の色に気を取られて・・・
日焼け止めをこまめに塗り直さなかった僕はもう少しで火傷になりそうでした。
これからはサーフィンしない時も長袖のラッシュガードが必需品ですね。
私たちのようにお気に入りのホテル(ジ・アッタテラス)があるわけでなければ、
那覇市内を拠点に慶良間諸島に日帰り、もしくは泊まって本島ではレンタカーなし、
というのも有りなのかなと思いました。
一つ手前の渡嘉敷島にも行ってみたい気がしますね。
那覇へ向かうフェリー・・・船腹には「鯨一筋(ゲイひとすじ)」ちょっと意味深?
この座間味島および慶良間諸島には冬場にクジラが来るので、ホエールウォッチングも
盛んだそうです。
(港の入口には海中、陸上どちらにもクジラのモニュメントがありました)
『ホエールウォッチング』
「座間味に限ったことではありませんが、沖縄周辺では1月後半くらいから4月にかけて
クジラを見ることができます。
座間味村では高月展望台から見た情報を各ウォッチングの船に連絡して遭遇できる
確率を上げています。
そのおかげか、かなり高確率でクジラを見ることができるようになりました。
この時期は海に入って遊ぶにはちょっと冷たい季節ですが、観光には最適な季節。
ついでにクジラ達に会ってみるのも良いのでは?」
(沖縄情報IMAより http://www.okinawainfo.net/kerama/zamamij4.htm)
「第2次世界大戦で、アメリカ軍が始めて上陸して来たのが座間味の阿嘉島でした。
1945年3月22日に艦砲射撃、空爆など攻撃があり、その4日後に上陸作戦が行われました。
その事により、4百余人の島民が集団死を余儀なくされ、軍とあわせたら1200人あまりが
この島々で亡くなりました。
これから決してそのような事のない様に、という平和の祈りと慰霊の思いを込めて作られた
平和の塔がこの島にあります。
また、近くにある村の村長以下数十名が集団死したガマの近くにも慰霊碑があります。」
この海と銃弾、空爆、集団自決・・・今では想像することすら難しいですが。
そういう悲しい歴史も学ばなければいけませんね、悲劇を二度と繰り返さないためにも。
きれいな海も満喫したし、そろそろ「まさ丸」のおじさんが迎えに来るころです。
ダイビングショップさんでシャワーも浴びられてさっぱりしたし、
帰りは予約していた高速船でゆっくり寝て帰ろうと思ったら、
これがかなりのスピードを出すので結構揺れて、弾んで・・・
とても寝てはいられませんでした。
こちらは海原を飛ぶように走る高速艇、バスン、バスン!
(・・・乗り過ごした船が那覇へと折り返して行くところに遭遇)
メモワール編として想い出しても、慶良間諸島の海のきれいさは群を抜いていますね。
那覇から日帰りできる距離にこんな素晴らしい海、砂浜があるなんて・・・。
リマスタリングだけで済まさずに、
これはどうしても・・・もう一度行って来なくてはいけませんね。
うーん、水中でも写真が撮れるように考えなくては・・・。
では、今回はこの辺で。
次のページ> でメモワール編 「伊良部島 ヴィラブリゾートへの旅」につながります。
沖縄 慶良間諸島 座間味島 への離島Tripをお伝えしています。
阿嘉島から座間味島へ向かう航路から眺める風景、素晴らしいですね。
そうこうしているうちに、いよいよ座間味島に到着です。
一緒のお客さんは乗り合いバスやツアーの送迎バスに乗り込んで目的地のビーチへ
向かわれましたが、タクシーでも拾ってと思っていた我が家はまずは腹ごしらえから。
漁港の向かいにあるひなびた食堂で、シンプルな沖縄そばをいただきました。
さて、ビーチに移動しようと思ったのですが、タクシーらしき姿が見当たらない。
船が到着してしばらくするとお客もいなくなるのでタクシーもいなくなってしまうらしく、
ビーチまで30分かけて歩くのかと、しばし呆然・・・。
そんなところに声を掛けてくれたおじさん・・・話をすると、
目の前にある安慶名敷(あげなしく)島という無人島まで渡してくれるとのことなので、
これぞ渡りに船ということで、早速お願いしました。
船といっても、普段は漁業に使用されているような船なのですが・・・
船に乗り込もうとする私達におじさんが、
「無人島なので、スーパー(共同販売所)に行って食料と水分の補給をしてきたらいい」
「トイレもないから、そこの船着き場のトイレで済ませてきたらいい」
「帰りの船は予約しているかい?なら、その時間に合わせて迎えに行くから」
「帰りは船に乗る前に、そこのダイビングショップでシャワーを浴びたらいい」
と本当に親切にアドバイスしてくれました。
見えて来たのは縦長な形が印象的な無人島「安慶名敷島」
このおじさん、無愛想に見えてもとっても良い人で・・・
船から降りる際に濡れないように、波打ち際まできっちり着けてくれるし、
「サービスでいいから・・・」と自前のパラソルまで貸してくれました。
島に着く直前には、その周辺の今とこれからの潮の流れ、強さ、危ない場所や
何かあった際にはすぐ連絡するようにと、自分の携帯電話番号まで教えてくれました。
無人島でも携帯電話の電波はきっちり入っていたので、安心です。
無人島渡し「まさ丸」 中山 勝さん 民宿「中山」も経営しています。
ある意味、無人島渡しのプロフェッショナルですね。
ビーチの砂もサラサラしていてとても細かな感じです。
定刻通りのピックアップの後も、
「裏のダイビングショップでシャワーを借りられるけど、もし一杯だったら俺の家のシャワーを
貸してあげるから戻っておいで」と・・・ここまでくるともう尊敬に値しますね。
おじさんに聞くと、離島の座間味でも島内に2か所あるビーチ(古座間味、阿真ビーチ)は
人が多くて、海もそれほどきれいではないとのこと。
真っ先に安慶名敷島の北ビーチへ渡った私たちは正解だったのかもしれません。
『安慶名敷(あげなしく)島』
「座間味島から渡し船で簡単に行ける無人島、安慶名敷島。
安慶名敷島は座間味島と阿嘉島のニシ浜の中間に位置するので、阿嘉島からもよく見えて
いる、きれいな砂浜と魚が多い海の中が特徴的な慶良間の無人島です。
夏シーズンは座間味港に渡し船が何隻か待機しているのでそちらを活用しましょう。
往復1000円前後なので、タクシー感覚で活用できます。
帰りは予め時間を言っておいて来てもらうも良し、安慶名敷島から携帯で依頼するのも
良いでしょう。
ちなみに、オフシーズンは座間味港観光案内所で電話番号を聞いて、直接船を出している方
に電話しましょう。
安慶名敷島自体は白い砂浜が特徴的な島ですが、場所によっては岩場も多かったりします。
何より特徴的なのが海の中、サンゴはイマイチですが魚がとても多いです。
ちょうど阿嘉島のニシ浜に近いイメージの海だと思います。」
『安慶名敷島 北ビーチ」
「安慶名敷島へ上陸する船が多いビーチなので、まず最初にこのビーチを目にする方が多い
と思います。砂浜は座間味島方向につきだしていて、白い砂浜がとてもキレイです。
砂浜自体には石とかサンゴのかけらとかは少なめで、裸足で歩くのも問題ないと思います。
肌触りがとてもいい感じのビーチです。
広さ自体はそんなに無いですが、のんびり海水浴するにはおすすめだと思います。」
(離島ドットコムより http://www.ritou.com/ritou/agenashiku.shtml)
太陽の光が水面で反射してきれいな波紋、プリズムを作っています。
シーカヤックが向かうのは、もうひとつの無人島「嘉比島」
『座間味港からの無人島』
「世界的にも綺麗な海で有名な慶良間諸島の中で、座間味島は比較的早くから注目され
開けてきました。
メインの古座間味ビーチは、同じ座間味村の阿嘉島にあるニシハマビーチなどと比べたら、
だいぶ人出も多く、業者がパラソルをビーチに並べてなにかちょっと無理にリゾートしてるな
的な印象を受けます。
ということで、私的に一番お勧めしたいのは座間味港から渡し舟が出ている、
すぐ近くの無人島、『安慶名敷島』と『嘉比島』の両無人島です。
海の美しい慶良間の中でも透明度の高い、渡嘉敷、阿嘉、座間味の島々に囲まれ、
珊瑚も元気な海域にあるので、素晴らしい海、素敵な魚達に出会えます。
両島ともすぐに歩いて一周できるくらいの島ですが、真っ白な珊瑚の細かい欠片で出来た
ビーチを持ち、沖に向かって泳ぐともうそこはカラフルなお魚達の天国です。
もう一つ少し大きめの安室島もあり、こちらも綺麗なビーチを持っています。
ただ、本当の無人島ですので、お手洗いはありませんし、お店もありません。
ですからパラソル、飲み物、おやつなどは持っていく必要があります。
渡し舟のおじさんにお聞きいただければ、面倒を見ていただけるかと思いますので、
聞いてみてください。
勿論、那覇で安いパラソルを買って持っていくのもありかと思います。 」
(沖縄離島ドットコムより http://www.okinawainfo.net/kerama/zamamij2.htm)
安慶名敷島 東ビーチからの眺め、対岸は座間味島
『お願いと危険について』
「慶良間でも特に透明度が高く、ビーチエントリーできる海としては最高だと思いますが、
時間帯によっては潮の流れが極端に早くなることがあります。
想像していただけるかどうかわかりませんが、川の中を泳ぐように感じられるくらい。
フィンをつけていても思うように進めなくなり、かえって流されることもあるくらいです。
ですから、お子様がいっしょの時には、特に注意をはらってあげてください。
泳いでいる時に流れが速くなりそうでしたら、近くの岸に早くあがり、歩いてエントリーした
地点に戻るようにしましょう。
あと、当然なことですが、もって来たものはゴミも含めて必ず持ち帰るようにしてください。
それから浅い所の珊瑚の上にはけして立ったりしないこと、フィンで珊瑚を傷つけないよう
に気を配ることをお願いしておきます。」
『古座間味(ふるざまみ)ビーチ』
「那覇泊港からスマートな高速船クイーン座間味に乗ると、快適な一時間足らずの船旅で
座間味港に到着します。
ここからは小型のバスが運行しているので、これを利用してメインビーチである古座間味
までは、ちょっと山道を走ったら到着。
以前は、モクマオウの林の小道にある小さな一軒家の売店の前を通りぬけると、静かな海
が広がるといういかにも離島らしいところでしたが、現在は新しくできた大きなログハウス風
売店があり、そこを過ぎると海になっています。
この売店の建物の所にはシャワーとなどあり、マスク、パラソルのレンタル、そして簡単な
食事も出来るようになっていて便利です。
ビーチには同じ色のパラソルとビーチチェアーが、業者によって行儀よく居並べられている
のが目に飛び込んで来ます。
良くも悪くも本島のリゾートのビーチを彷彿とさせるものがあります。
海に入ると比較的浅い所からかわいい魚たちが群がっていて、餌をねだって後についてくる
くらい人なつこく餌付けされています。 魚の種類が多くて流れも穏やかなので、
シュノーケリング初体験の方は楽しみやすいと思いますが、自然の状態とはかけ離れていて、
どちらかというとハワイのハナウマ湾のような状況。
右手は安室島、干潮時は渡れそうな近さですが、潮の流れも結構あるので危険です。」
『阿真ビーチ』
「キャンプ場が併設された、古座間味ビーチに次ぐ座間味島では有名なビーチです。
目の前に無人島、その先には阿嘉島を望めます。
古座間味のように混み合うこともないので、穴場と言えば穴場かもしれません。
阿真集落には宿泊施設もありますので、阿真に宿泊の際は散歩がてらに行けるのも嬉しい
ところです。ビーチはそこそこ広くて居心地はまぁまぁいい感じです。
海の透明度はかなり高いですが、基本的にそんなに深くないので潮の干満によって泳げる
範囲が変わるかもしれません。
海に向かって左が砂地がメインで、右がサンゴがメインかな?」
以上の情報は「沖縄離島ドットコム」より
座間味島の周辺ではダイビングショップ主催の
「シーカヤックで島へ行き、ランチ&シュノーケリング」を楽しんでいる人たちも
たくさん見受けました。
装備を持っていなかった私たちはさすがにテーブルサンゴまでは見られなかったけど、
それでも環礁の中をチョウチョウウオなどの熱帯魚がたくさん見ることが出来ました。
結局、高速船で午前中の早い時間に座間味に着いたとしても、気の利いた食堂はないし、
地元のスーパー(共同販売所)でお弁当を買って行ってもあの暑さではちょっと心配だし・・・
フェリーでお昼頃に着いて、港の向かいのひなびた食堂で沖縄そばを食べてから、
無人島渡しのおじさんにお願いして午後から夕方まできれいな海でゆっくり・・・
これがベストかもしれません。(負け惜しみではなくって・・・)
沖縄本島も恩納を超えた中部以北、もしくは東村の方まで行くとそれなりにきれいな海だな
と思っていましたが、やはり離島の海とは透明度がちがいますね。
透明からアイスブルー、ターコイズ、ブルー、ネイビー、ダークブルーへと変わる
青から藍色へのグラデーションはまさに瑠璃の島です。
読谷山焼 北窯の陶芸作家 與那原正守さんの作るペルシャブルーの器の色ですね。
美しい海の色に気を取られて・・・
日焼け止めをこまめに塗り直さなかった僕はもう少しで火傷になりそうでした。
これからはサーフィンしない時も長袖のラッシュガードが必需品ですね。
私たちのようにお気に入りのホテル(ジ・アッタテラス)があるわけでなければ、
那覇市内を拠点に慶良間諸島に日帰り、もしくは泊まって本島ではレンタカーなし、
というのも有りなのかなと思いました。
一つ手前の渡嘉敷島にも行ってみたい気がしますね。
那覇へ向かうフェリー・・・船腹には「鯨一筋(ゲイひとすじ)」ちょっと意味深?
この座間味島および慶良間諸島には冬場にクジラが来るので、ホエールウォッチングも
盛んだそうです。
(港の入口には海中、陸上どちらにもクジラのモニュメントがありました)
『ホエールウォッチング』
「座間味に限ったことではありませんが、沖縄周辺では1月後半くらいから4月にかけて
クジラを見ることができます。
座間味村では高月展望台から見た情報を各ウォッチングの船に連絡して遭遇できる
確率を上げています。
そのおかげか、かなり高確率でクジラを見ることができるようになりました。
この時期は海に入って遊ぶにはちょっと冷たい季節ですが、観光には最適な季節。
ついでにクジラ達に会ってみるのも良いのでは?」
(沖縄情報IMAより http://www.okinawainfo.net/kerama/zamamij4.htm)
「第2次世界大戦で、アメリカ軍が始めて上陸して来たのが座間味の阿嘉島でした。
1945年3月22日に艦砲射撃、空爆など攻撃があり、その4日後に上陸作戦が行われました。
その事により、4百余人の島民が集団死を余儀なくされ、軍とあわせたら1200人あまりが
この島々で亡くなりました。
これから決してそのような事のない様に、という平和の祈りと慰霊の思いを込めて作られた
平和の塔がこの島にあります。
また、近くにある村の村長以下数十名が集団死したガマの近くにも慰霊碑があります。」
この海と銃弾、空爆、集団自決・・・今では想像することすら難しいですが。
そういう悲しい歴史も学ばなければいけませんね、悲劇を二度と繰り返さないためにも。
きれいな海も満喫したし、そろそろ「まさ丸」のおじさんが迎えに来るころです。
ダイビングショップさんでシャワーも浴びられてさっぱりしたし、
帰りは予約していた高速船でゆっくり寝て帰ろうと思ったら、
これがかなりのスピードを出すので結構揺れて、弾んで・・・
とても寝てはいられませんでした。
こちらは海原を飛ぶように走る高速艇、バスン、バスン!
(・・・乗り過ごした船が那覇へと折り返して行くところに遭遇)
メモワール編として想い出しても、慶良間諸島の海のきれいさは群を抜いていますね。
那覇から日帰りできる距離にこんな素晴らしい海、砂浜があるなんて・・・。
リマスタリングだけで済まさずに、
これはどうしても・・・もう一度行って来なくてはいけませんね。
うーん、水中でも写真が撮れるように考えなくては・・・。
では、今回はこの辺で。
次のページ> でメモワール編 「伊良部島 ヴィラブリゾートへの旅」につながります。
# by iwakura-t | 2011-01-20 20:50 | メモワール編:memoirs