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光、影、色、形・・・そこに感じるもの(1)

なんだか難しげなタイトルにしてしまいましたが、
特別な論拠や考察なんかを唱えられる立場でもないので、ご心配なく・・・。
理由は単純、暖かくなる春までは充電期間なので新作写真がない!
ということで、思いつくままにこれまでの写真なんかを振り返ってみたいと思います。
※写真の上の「 」は左メニューのカテゴリを示しています。
 興味のある方は過去の回も振り返ってみてください。

 「阿蘇・南小国村09年6月」のほほんcafé ボワ・ジョリさんの店内にて
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まず、僕の写真の特徴と言えば・・・
 ①旅先の、日常を感じさせない写真が多い
 ②横位置の写真に比べ縦位置の写真が多い
 ③どちらかといえばビビッドな色彩の写真が多い
 ④人物や人物を含む写真より風景、花、物の写真が多い
ざっと、こんな感じでしょうか?

 「ジ・アッタ09年6月」沖縄 ジ・アッタテラスのプール
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①については、このPhotologのタイトル、テーマが示す通り「旅」をメインにしているので
今のペースで旅行に行けるのであれば変わらないと思います。
ただ、旅先ばかりではなく、「身近な場所09年10月」のように自分の生活圏での
素敵な場所やお店、お気に入りの空間や食べ物などを紹介することもあります。

 「サクラサク09年4月」日陰にひっそりと咲くハナニラ
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②の「縦位置の写真が多い」については自分でも不思議に思うこともありますが、
たしかに、僕の場合は空間的な奥行き(パースペクティブ)を意識した構図が多いですね。
普段から物や空間を見るときに縦位置のファインダーで切り取っているのでしょうか?
カメラを構える際には自然に縦位置に持って行きますね。
もちろん、被写体が横長のものだったり、空間的な広がりを感じさせたい場合は「横位置」
の写真も撮ります。

 「身近な場所09年10月」cafe モンタナ
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ただ、このPhotologの場合はレイアウトの関係で横位置だと表示イメージが
横幅ぎりぎりまでとなるので(ダブルクリックすれば大きく表示されますが)、
縦位置の方が映える気もします。

 初掲載 吉祥寺「ZATSバーガーカフェ」にて
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さて、③色彩に関してですが・・・ビビッド(鮮やか)な写真が多いことも事実ですね。
ビビッドな被写体に興味を惹かれますし、現像する際にも写真が色彩的/画像的に破たん
しない、そして著しく自分の「記憶色」から逸脱しない範囲で色彩の調整に時間を掛けます。

 「ジ・アッタ09年6月」沖縄 ジ・アッタテラスのプール
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デジカメなのに現像?
そうなんです、今のデジタルカメラの多くは「RAW」という形式で撮影することによって、
パソコンの中で明るさや色調、コントラストなどを調整する(=現像処理)ことが出来るのです。
フィルムカメラの時代もプロはラボや現像所に対してコントラストや明るさの指示を出して
いましたし、それぞれが思い描く色調を出すために様々なフィルムメーカーから発売されていた
発色の異なるフィルムを用い、カメラとレンズ、それらを多彩に組み合わせることによって、
写真家独自の個性や特徴を出していたのです。
それがデジタルカメラとパソコンがあれば、誰でも簡単に望むイメージの写真が得られえる時代
になったのです。もちろん、イメージ通りに現像するためには写真(現像)に関する知識やデジタル
データの特性を理解すること、現像ソフトの効果をマスターすることが必要です。
ただ、オリジナルデータに修整を加えて保存してしまわない限り、何度でも処理を戻すこと、
試すことが出来る・・・これは大きな違いです。

 「沖縄09年12月」瀬底島の瀬底ビーチにて
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僕もデジカメに移行した当初はデフォルトの「jpeg」形式で撮っていましたし、
撮った画像をそのままプリントやHPにアップしていました。当時はまだ「RAW」形式で撮れる
アマチュア用デジカメは少なかったし、撮ったデータを保存するメディアも大変高価でした。
確かに「RAW」形式で撮影したデータは「jpeg」形式に比べると容量が大きくなり、同じ容量
のメディアに保存できる枚数がかなり違って来ます。また、パソコンで画像処理する際にも負荷
が掛ります。もちろん、現像ソフトで「jpeg」形式のイメージを修整することも可能ですが、
修正できるレンジ(効果の範囲)や項目、加工の自由度には雲泥の差が出ます。
今は技術の進化でデジカメ自体も良くなっていますし、撮ったままを使える場合もありますが、
写真を撮ることに興味があるなら、出来るだけ最初から「RAW」形式で撮影できるカメラで、
「RAW」形式で撮っておくことをお勧めします。
きっと・・・現像ソフトに慣れて来た頃、少し前に自分が撮った写真を修整したくなると思います。
その時、撮った写真が「RAW」形式であるか「jpeg」形式であるかの差はとても大きい、
そう思います・・・というか、自分でも痛感しています。

 「沖縄08年12月」読谷山焼の陶器市にて
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あと、これは自分でもやっていることなのですが、パソコンのモニターで写真を修整していると
客観的に見る=評価することが難しいです。これは会社等で作成するドキュメントや表でも同様
だと思いますが、自分が作った文章や表には思い入れもあったり、会議での空気感なども含めて
文書を作成してしまいがちで・・・それをモニター上でいくら見ていても誤字脱字、蛇足には
気が付きにくいものです。作成したものを一度印刷してから、出来れば少し時間をおいてから
再度見直してみると客観的になれ、間違いを見つけられたりします。

 「沖縄09年6月」慶良間諸島は座間味島、嘉比島への離島Tripより
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写真も同じだと僕は思うので、写真の公開までにこんなステップを踏んでいます。
(1)撮った写真をパソコンに転送します。(予備のため外付けのHDDにコピーを置きます)
(2)現像ソフトで本命だけでなく、候補も含めて現像します。
(3)現像が終わった写真をはがきサイズにプリントします。
(4)プリントを取捨選択し、時系列にアルバムに綴じ込みます。
(5)アルバムを見ながら、ブログ用の文章を作成します。
(6)ブログ用の文章に合わせる写真をセレクトします。
(7)ブログ用フォルダに写真をリサイズして保存します。
(8)文章と写真をブログにアップします。
はがきサイズに印刷するとちょうどブログに載せるのと同じような大きさになり、構図や画質の
確認に便利です。これを家庭用のカラープリンタで印刷するのですが、印刷物の色調整は結構
面倒だし、大変です。でも、これをやっておかないと評価できなくなってしまうので・・・。
A4サイズで納得のいくプリンターはなかなかないのですが、今うちではEPSON「EP-802A」を
使っています。それまではCanon製のプリンターを使っていたのですが、さすがに老朽化したので
昨年苦悩の果てに購入、さんざん色調整をやって、なんとかイメージ通りのプリントが出来る
ようになりました。

 「沖縄09年12月」やんばるのcafe ハコニワさん
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やろうと思えば「jpeg」で撮って来て、パソコンでリサイズして、ブログへ即アップすること
も可能ですが・・・ま、そこが自分の個性というかこだわりなので、時間が掛ってしまうのも
仕方ありません。デジカメの撮影設定が自分のイメージと大差なく、現像ソフトで開いても何も
しない、そんな写真も中にはあります。でもそんな賭けをするくらいなら、僕は「RAW」で保険
を掛けておき、あとは現像ソフトでじっくりとイメージを追いこんでいく方が好きです。

 「沖縄09年6月」おんなの駅で売られていた睡蓮
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何色系が好きかは別にして、ビビッドな色合いを好むのはリバーサルフィルムを使っていた
時代からです。
一般的なネガフィルムよりもリバーサルフィルム(スライド用)を好み、中でも彩度が高い
富士フィルムのベルビアやコダックHighcolor(今で言えばエリートクローム エクストラカラー)
を使って、今よりももっとビビッドな色彩の写真を撮っていました。
今でもリバーサルフィルムで撮影して、現像したフィルムを高精細スキャナーで
デジタルデータに変換してWeb上で表現しているプロもいますし、敢えて紙に焼いた写真
をスキャナーで取り込んでその粒状感で個性を表現するプロもいますが、自分の写真を
Web上で公開することを考えれば、今のデジカメ+現像ソフトという組み合わせが
自分にはベストだと思います。

 「南紀白浜・熊野09年9月」田辺にあるホテルから
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もちろん、どんな場合でもビビッドな色彩が良いわけではなく、
心象風景的な表現をしたい場合は敢えて彩度を落としたイメージとすることもあります。
上の写真は南紀白浜 田辺の海岸ですが、
どんより曇った空と空の色を映した灰色に近い海の境界、
その先に霞んで見える半島の影の濃淡、
水面に残る流れの軌跡・・・大粒ではないのに濡れる雨、
そんな境界のはっきりしない感じを出来るだけ単色で表現してみました。
(実はこの一枚の写真の評価を問いたくて、今回のブログを書き出したのでした。)

 「神戸09年11月」北野にある雑貨J&Fさんにて
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また、構図と色彩のバランスで、色彩が構図の邪魔をする場合は
敢えて白黒にすることもあります。
逆に構図としては申し分ないのに、「RAW」で撮っていても色調を立て直せず、
絵にならない場合に白黒にしてしまうこともあります。
そこが今の自分の限界・・・という気持ちを込めて。
自分が今以上に現像の知識や技術を身につけたり、今後ソフトの技術が進化すれば救える
かもしれない可能性は残されているのですから。
単に白黒と言ってもそこには、漆黒からグレー系、セピア、ハードまたはソフトな階調、暖色系
から寒色系、とさまざまな組み合わせがあり、もし表現を白黒に求めたとしても奥は深そうです。

 「沖縄09年12月」「Ploughmans Lunch Bakery(プラウマンズランチベーカリー)」さん
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今回の最後として、暗部撮影についてお話します。
最近のデジカメはセンサー技術の向上と高感度ノイズ除去技術が進んだこと、加えて手ぶれ補正
機構がカメラ本体もしくはレンズに組み込まれたことによって、被写体が暗い、もしくは撮影する
場所に十分な光量がない場合でもそれなりの確率で使えるデータを残せるようになっています。
特に「RAW」形式で撮影した写真は、かなり暗く沈んだイメージでも明るさを立ち上げることが
出来ます。逆に「RAW」はアンダー(暗め)で撮れ!と言われるように、立ち上げることが出来る
レンジを考慮して、少しアンダー気味で撮るように心掛けています。修正できる範囲が大きい
「RAW」であっても、明るすぎて「飛んで」しまった部分には画像データがないので全体を暗く
調整したとしても「飛んで」しまった部分はリカバリー出来ないからです。
そして、一番のこだわりはフラッシュを使わないこと・・・。
ライティングの勉強をしたことはないので、なんとも言えませんが、今の自分には不要であり、
可能な限りフラッシュは使いたくありせん。
その代わり、
 A) 出来るだけ明るい(f値の小さい)レンズで、
 B) 絞りを出来るだけ開放側で、
 C) ISO感度を可能な限り低感度で、
 D) 手ぶれを抑えながら、何カットか撮るようにしています。
そして、あとは現像ソフトで実際に限りなく近い明るさや色を再現するようにしています。
※ISO感度を高く設定すればするほど露光時間(シャッタースピード)は短くなり、手ぶれの軽減
 に繋がりますが、今の技術ではISO感度を上げればそれだけ暗部ノイズが多くなります。

 「ジ・アッタ09年6月」沖縄 ジ・アッタテラスのディナー
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上下の写真ともにフラッシュなしの手持ち(三脚なし)で撮っています・・・

 「森の中のガーデンレストラン」08年6月
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今回は主に構図や色彩に関してお話して来ましたが、
次回は被写体に選ぶもの、シーン、そこに感じるもの等について・・・続けたいと思います。

  by iwakura-t | 2010-02-21 16:00 | Breaktime10年2月

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