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小淵沢&富士見から、ちょっぴり早い秋の気配

30度を超える連日の猛暑にやられ続けた今年の夏はいつのまにか駆け足で去って行き、
空にはうろこ雲、どこからか金木犀の強い薫りが乾いた風に乗ってくる秋になりましたね。
しばらくはこの気持ちの良い秋の陽気に浸っていたいのですが、
ひと雨ごとに今度は冬の足音も聞こえてくるようです。
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(八ヶ岳ホテル 風かさんのお庭で 秋になるとこんな色彩を撮りたくなりますね)

小淵沢&富士見から、ちょっぴり早い秋の気配・・・
ということで、タイトル通り、今回はちょっぴり早い秋の気配ということで
おなじみの小淵沢&富士見からお送りします。
(バリ島 山のリゾート編も途中なんですが・・・時期を逸してもなんなので)
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(道の駅こぶちざわで売られていたドライフラワーのセンニチコウ:千日紅)

10月体育の日を含む三連休を一日フライングして出掛けたのですが、
この連休はお天気に恵まれず、僕らも金曜日はそこそこの天気だったものの、
土曜日は朝から雨・・・ということで本当にShort-Tripとなってしまいましたが、
新たに加わったレンズ「LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」の
デビュー戦でもあり、その出来栄えやいかに?
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(なんでもない花ですが、なんとなく夏の名残りを漂わせていました)

このレンズ、2007年3月24日に発売されたとありますから、もう3年半くらい
経つのでしょうか?Panasonicがフォーサーズ規格用レンズとして製造販売していますが、
すでにPanasonicにはフォーサーズ規格のカメラボディはなく、楽しむにはOLYMPUS製
のボディが必要になります。(うちのはE-30+もうすぐE-5がやってくる!)
ズームはなく、35mm換算で50mm相当の単焦点レンズとなるので、アングルを確保する
には自分の足で距離を稼ぐことになるのですが、その画質、ニュアンスまで表現するあたりは
さずがLEICA ブランドを名乗るだけあります。
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(ヴィヴィッドな色彩の千日紅、こちらは生花)

今回、一緒にOLYMPUSの単焦点レンズ50mm F2.0 Macro(35mm換算:100mm)
とズームレンズ12-60mm F2.8-4.0 SWD(35mm換算:24-120mm)も持って行ったのですが、
天候にも恵まれず、出番はありませんでした。ですので、今回撮った写真はすべて
「LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」となっています。
F値が明るいレンズは被写体をシャープに、背景はぼかして撮ることが出来るのですが、
あまりにも明るすぎるレンズは多少の暗さもカバーできるのですが、ピントの合うエリア
が本当に微妙で、慣れるまではお蔵入りの写真も増えそうです。
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(ワレモコウで雨をしのぐか、アキアカネ)

ま、前置きはこのくらいにして、旅先のお話ですが・・・
行った場所、お宿も前回2010年7月の
「夏真っ盛りの八ヶ岳南麓、小淵沢、富士見への旅」 と同じなんですね。
なぜかと言えば、前回の宿泊時に「八ヶ岳ホテル 風か」さんでちょっとしたハプニングがあり、
そのお詫びとして無料宿泊券を頂いたからなのです。
「富士見パノラマリゾート」については、前回はその存在を知らずに見逃していた
「入笠(にゅうかさ)湿原」を訪れることが目的だったからなのです。
当然、初日の朝一番に「身曾岐神社」にお参りし、お昼は「井筒屋」さんで鰻をいただく
パターンも変わりません。(あまりにも固定化しすぎ?でしょうか)
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(身曾岐神社で見つけた今年一番の真っ赤なモミジ)

身曾岐神社ではちょうどその日の夜と土曜日の夜に「薪能」が行われることになっており、
能舞台周辺は指定席の準備等であわただしくなっていました。
初日の「マクベス」は大丈夫だったと思いますが、二日目の「薪能」は雨でしょうね!

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井筒屋さんの鰻もいつもながらの美味しさでしたよ、平日なので入店予約も出来たし。
今回は宮崎県産の鰻だったそうです。
さすがに12時近くなるとほぼ満席になる人気店です。
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(こちらは井筒屋さんの黒壁をバックに、店先の千日紅)

黒い瓶に描かれたワイングラスが可愛らしい。
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井筒屋さんの目の前にある「八ヶ岳の麓にある酒屋 久保商店」さんは大正時代より続く、
従来ながらの酒屋に加え、ハーブやピールなど食材も扱うお店でした。
楽しげなイベントもやっているようですので、興味のある方はリンク先をご覧ください。
http://www.kubosaketen.com/access.html

ディスプレイもセンスある感じ。
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こちらは招き猫、手の上げ方で効果も違うのかな?
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屋号のヨの由来が気になりますね。


さて、鰻を満喫したら、天気が崩れないうちに富士見方面へ向かいます。
夏の期間の営業終了を間近に控えた「富士見パノラマリゾート」はゴンドラに乗る人もまばら。
相変わらず、マウンテンバイクでダウンヒルをするライダー達を多く見かけます。
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夏の「富士見パノラマリゾート」はこちらから。

山頂駅から標高1,734mにある「入笠(にゅうかさ)湿原」まではゆっくり歩いて片道15分。
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チトンフィッドに満たされた、割とフラットな遊歩道をのんびり歩きます。
山頂駅で借りたストックを杖代わりに。
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クマザサの緑はまだ夏の勢いです。
真ん中の樹の幹に爪痕のようなものが見えるのは気のせい?
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ところどころ紅葉した葉も。(ツタウルシの見事な紅葉)
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ふー、やっと着いた!管理用道路を超えたところが湿原の入口です。
湿原の草がなんとも秋らしい色彩に彩られています。(クリックすると大きくなります)
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奥に見えるのは山彦荘と入笠小屋です。
今の季節、キノコを使ったお料理が美味しいそうです。
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湿原にはウッドデッキによる遊歩道がぐるりと設置してあり、ここまでの道のりと合わせて
割とカジュアルに来られる場所だと思います。(ただし、過信は禁物です!)
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『「スズラン山」とも呼ばれる入笠湿原一帯は、80万株のスズランの群生が有名ですが、
 その他にもさまざまな高山植物が見られます。一方、入笠山は、子供でも30分ほどで登れ、
 山頂は、視界が良ければ360度のパノラマが見事です。
 関東地方や中央道からのアクセスも良く、家族向きです。また、「蝶の入笠」と呼ばれ、
 多くの種類の蝶が生息していることでも有名です。スズランや、他にも見所いっぱいの
 入笠高原は、おすすめのハイキングコースです。
 入笠山というユニークな名前の由来は、山の形が冬に保存用に積み重ねて置かれる稲わらの束
 (ニョウ)の形に酷似しているからという説が最も有力ですが、他にも編み笠に似ているから
 という説や雨が多い場所なので「笠(かさ)を持って入る」ところからという説もあります。』
 富士見町の観光HPより
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湿原らしく、水の残っている場所も。
5月を過ぎた頃から湿原にもたくさんの花が咲いているようなので、
ぜひ、来年の夏も来てみましょう。
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今、読んでいる本。
 梨木 香歩さんの「水辺にて on the water / off the water (ちくま文庫)」

梨木さんの小説はストーリー構成が上手で、現実と幻想が入り混じる独特の世界観に
すっと引き込まれますが、エッセイでは身近な世界の話から時に幻想の世界へと
飛躍する展開の面白さ、なにより文章構成の上手さが味わえます。
何気ない風景描写にも味わいが感じられ、すぐに読み進むのがもったいない、
読後もしばらくその世界観に浸っていたいと思わせるその才能とテクニックは
現代作家の中でもトップクラスだと思います。
 少し引用させていただきます。
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「それにしても、この川旅の間中、絶えず流れていたあの森の奥からの便りの
 ような芳香といったら。落ち葉が日の光に乾いてゆく、カサカサと清潔な
 幸福な甘さ。あるいはもっと具体的にカツラの木の匂い、それに揮発性の
 成分が優ったような針葉樹の匂い、または何かの実が落ちて少しずつ発酵
 してゆく少し疲れたような甘さ、それからキノコが発生して、そしてまた
 腐葉土に溶けて戻っていくような、そういう複雑な過程も織り込まれた・・・。
 川が通過してゆく森の、その場所ごとに、その匂いが少しずつ異なり、
 それぞれ澄んだ空気のその上に、供されるように運ばれてくる。川筋はまた、
 森の中を縫うように吹いてきた空気の流れの寄ってくるところでもあるのだろう。
 語られるのは森の由来と履歴。」
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「森の音。本当に、森は水の生まれてくるところ。
 ここからスタートし、そしてまたここへ帰る。
 森の様々な匂いを集めて、風が川筋に寄っていくように、水もまた、人の
 想像の及ばない時間をかけて様々な場所を留まることなく走り抜け、その
 履歴を背負っていつか海に向かう。川の水を迎える海は、魚は、生物たちは、
 その物語をどう読み解くのだろう。
 その微妙に違う物語を、読み込む力が人に備わっていないにしても、そのことに
 思いを巡らせ、感覚を開こうとすることは、今、この瞬間にも、できることなのだ
 と信じている。そしてその開かれてあろうとする姿勢こそが、また、人の世の
 ファシズム的な偏狭を崩していく、静かな戦いそのものになることも。」
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「風景は次第に後方から夕焼けに染め上げられてきた。ふと気づいたときには
 空も海もまるで同じ色、道路に車外に山までが。誰ともなく感嘆の声を上げ、
 こんな色って、と呆然とした。
 空気中の粒子がすべて、この夕焼けの色を映している。薔薇色ともセピア色とも
 つかない、靄(もや)ような不思議な朱色。光源すらもう、どうでもよく、粒子
 そのものの内側から滲んでくるような、不思議な明るさ。
 どう表現すればいいのか、と、ぼんやりする。しばらく考えて、諦める。
 そう、前線の移動とか、遠くで発生した低気圧とか高気圧とか、嵐の前とか
 後とか、複雑に絡み合った条件の結果、信じられないような美しい気象に遭遇
 することがあるように、人生には突然何の脈絡もなく、さあ、存分に解釈して
 くださいと言わんばかり、信じられないような偶然が発生することがある。
 そんな罠のような一瞬。」
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梨木 香歩 1959年生れ。
著書に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『エンジェル エンジェル エンジェル』
『りかさん』『からくりからくさ』『家守奇譚』『村田エフェンディ滞土録』
『沼地のある森を抜けて』『f植物園の巣穴』
エッセイ『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『水辺にて』等がある。

本作ももう一度ゆっくりと読み返そう。

そして、僕も少しでも近づけるように頑張りたいと思います。

秋色に染まったいい感じの広がりの中に白樺の白い幹と遊歩道が風景のアクセント。
・・・頑張って歩いて来た甲斐がありました。
足元にはリンドウのムラサキが名残っています。
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すこし陽も射して来て、コントラストも良い感じに。
さて、そろそろゴンドラで地上へ降りましょうか。
帰りは同じ15分でもなんだか早く感じるね。
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山頂駅周辺ではモミジがきれいに色づいていました。

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こちらはオレンジ色の実を付けたスズラン。

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山麓駅ではコスモスの名残りが・・・。


「八ヶ岳ホテル 風か」さんで美味しい夕食と温泉を満喫した翌朝、霧雨の中を・・・
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この時期、胸を揺さぶるのは畠山美由紀さんの歌声。
季節は違うけど、「春の気配」という曲。
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「春の気配」
思い出せそう 昔 自分が誰だったのか 春の気配

こんな景色をどこかで見たわ
薄桃色の夕暮れの中を 西へと向かった

あの角を曲がって来るのは あの人に違いない
ぼんやりとした予感は 前にも生きた証
雨の日でも 会えなくとも 待ち続けた

今宵 景色は漆黒の夢 揺れる街灯 愛の気配

月の明かりは艶やかに舞う
水銀色のいくつもの足跡 川面に散らして

あの角を曲がって来るのは あの人に違いない
はりさけそうな予感は めぐる愛の証
死にたいほど 永遠ほど 待ちつづけた

思い出せそう なぜこうして 生まれてきたか 春の気配

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畠山美由紀さん
出身地:宮城県気仙沼市
生年月日:1972年8月18日
4歳から歌いはじめ、20歳過ぎから作詞・作曲を行う。
男女ユニット "Port of Notes" や10人編成のダンスホール楽団 "Double Famous" の
ヴォーカリストとして活躍する中、 '01年9月12日シングル「輝く月が照らす夜」で
ソロ・デビュー。 唯一無二の透明感溢れる歌声と圧倒的な存在感は、音楽シーンの中で
確固たる地位を築いている。
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畠山美由紀さんPort of Notes の情報はリンクから
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そういえば、土曜日の夜に地上波で「ルパン三世 カリオストロの城」をやってたんですね。
小学校高学年の頃だったかな?吉祥寺の映画館で2回見ました。
スタジオジブリの宮崎駿さんが初めて監督を担当した映画作品なんですよね。
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封切は1979年12月15日だったそうです、間違ってなかった。
DVDもあるので、時間を見つけて見返そうかな?
ラストがとってもせつないんだよね。
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こちらはアングル違い。
最初はトンボに気付かなかったんですよね、同系色なもので・・・
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ワレモコウ、前ボケと後ろボケを合わせて。
SUMMILUXのボケのコントロールにはもう少し、修練が必要ですね。
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さて、ちょっぴり早い秋の気配は伝わりましたか?
これからしばらく良い季節なので、このカテゴリでランダムに秋をお伝えしたいと思います。

急に冷え込むこともありますので、皆さんも風邪などひかないようにお気づかいください。
では、また。

  by iwakura-t | 2010-10-11 18:25 | 10年秋から11年春

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