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伊勢神宮 下宮

今回は冬と春が交差する2月末~3月頭にかけて訪れた「伊勢・志摩・鳥羽」です。
昔から「一生に一度はお伊勢参り」と言われ、今はヒーリングスポットとして女性
にも人気があるという「伊勢神宮(下宮・内宮)」を中心に、美味しい食べ物も!

下宮(げくう)さん
東京から名古屋まで新幹線、その後近鉄特急に乗り換えて、やって来ました伊勢。

まずはしきたりに習い、下宮(げくう)さんから参拝します。
到着まで降っていた雨があがり、苔むした屋根や杉の大木もしっとりと濡れて厳かな感じ。
内宮(ないくう)さんに比べて、ご正宮まで階段なしでお参りできるし、敷地も狭いのでとても素朴な感じがして、親近感を覚えます。特にこの日は平日で雨降りと、人が少なかったのでしょうが、ゆっくりと心安らかにお参りすることが出来ました。
それでも1500年にわたり守られてきた神宮内に入ると・・・不思議と気持ちと姿勢がしゃんとする感じがします。永年大切に守られて来た神宮の森の息吹を感じながら、鳥居をくぐり、宮の前で頭を下げる。信仰の対象は人それぞれだと思いますが、自分より古きもの、大いなるものに対して畏敬の念を払い、頭を下げ、感謝する気持ちは大切だと思います。
神社の場合、崇拝する対象が具現化(偶像化)されていないため、その分フラットな気持ちで参拝することができるような気もします。鳥居やお宮が偶像に代わるシンボリックな役目を果たしていることも事実だと思いますが。
こちらが表参道火除橋を渡ったところにある一の鳥居。
シンプルでありながら、力強さと威厳を感じさせます。
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信心深い方は鳥居をくぐる際にも頭を下げていました。
神様が真ん中を通るため、人は右端を歩きます。
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僕達は手水舎で手と口を清めたのち、
北御門の鳥居をくぐって、ご正宮へ参拝しました。
こちらがご正宮、二拝二拍手一拝で感謝の念を捧げます。
はじめのうちはきれいに柏手を打つのが難しかったです。
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20年に一度お引越しをされるので、お隣には次の用地である古殿地があります。
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次のお引越し(式年遷宮)は2013年ということで、
すでに16年経った屋根には苔が乗り荘厳さも増しています。
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神社なのであちこちにお榊が供えられています。
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「土宮」
外宮の宮域を守る神様が祀られているそうです。
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こちらの敷石は玉が大きめの白石です。
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「多賀宮」への石段周辺は緑も濃くて癒される感じが強くします。
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「唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)」で建てられた社殿、ヒノキの白木が使われています。
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「多賀宮」の古殿地
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「風宮」への階段…風情があります。
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白と黒の玉砂利。
神宮では白黒は天地、陰陽のシンボルで、めでたい色の組合せなのだそうです。
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「二の鳥居」
アカマツの大木も素敵です。
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以下神宮のHPより
「豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祭り申し上げる豊受大神宮、名前の「うけ」とは食物のことで、食物・穀物を司る神です。このことより、衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられています。雄略(ゆうりゃく)天皇は、夢の中で天照大御神のお教えをお受けになられ、豊受大御神を丹波(たんば)の国から、内宮にほど近い山田の原にお迎えされました。今からおよそ1500年の昔のことです。」

うーん、なんだか心までしっとり落ち着いた気がします。
そうだ、帰ったら明治神宮にも行ってみよう・・・きっと前とは違って見えるかも。

今日はこのまま一日目の宿に向かいます。

  by iwakura-t | 2009-03-07 22:15 | 伊勢志摩09年2月

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