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神代植物公園で秋の気配を (なぜかJ-WAVE話で)

東京郊外を渡る風もすっかり秋色に移ろいましたが、紅葉はまだ少し先のようです。
今回は我が家から車で15分のところにある神代植物公園(東京都調布市)から、
ダリアとバラ、コスモスの花々による個性の競演をお伝えします。
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神代植物公園(じんだいしょくぶつこうえん)では春の桜、新緑、秋の紅葉、早春の梅と、
年間を通じて植物を楽しむことが出来るので、我が家のお気に入りの公園です。
深大寺も隣接しており、門前町のにぎわいを感じたい時、食事をする時には深大寺門
から再入場手続きをして向かわれることをお勧めします。

 「武蔵野の面影が残る園内で、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わうこと
 ができます。この公園はもともと、東京の街路樹などを育てるための苗圃でしたが、
 戦後、神代緑地として公開されたあと、昭和36年に名称も神代植物園と改め、
 都内唯一の植物公園として開園されました。
 現在、約4,500種類、10万本・株の樹木が植えられています。
 園内はバラ園、ツツジ園、ウメ園、ハギ園をはじめ、植物の種類ごとに30ブロック
 に分けており、景色を眺めながら植物の知識を得ることができるようになっています。
 また、古くから伝わる日本の園芸植物の品種の保存や植物・園芸に関する催しや展示会
 を開き、都民の緑に対する関心を高めるのに一役買っています。昭和59年には大温室が
 完成し、珍しい熱帯の植物が集められ、冬も彩り鮮やかな花々を鑑賞できるように
 なりました。」
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このあたり、樹木の紅葉にはもう少し時間がかかりそうな感じ。
ゆっくり歩いて回ると1時間半くらいはすぐに経ってしまいます。
お薦めは正面入口から入って、バラ園を抜けて、深大寺門から一回退場して
深大寺周辺でお蕎麦などをいただき、再入場、残りの園内をぐるっと回るコースですね。
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花々の個性と溢れる色彩に文章の方が付いていけないので、
今回は写真を多めに、お話は少なめにお伝えしようかなと思っています。
まずはダリアから行きましょう。
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(これだけは名前を覚えて来ました。「ブランドンジェームス」)
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(こんなシックな色合いも)
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(黄色い花も色彩に広がりを与えてくれます)
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(かなり立体的な花びらですね)
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(花びらを裏側から)
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ところで皆さん、今 ラジオって聴いていますか?
僕は最近、あまり聴く機会がなくなってしまったのですが・・・

先日来、大学時代の友人とメールをする機会があり、なんとなくあの頃の事を思い出して
いたのですが・・・当時の僕に結構なインパクトを与えた出来事がありました。

1988年8月というと今から22年前、ちょうど僕が20歳の大学生だった頃ですね。
それまでラジオのFM放送といえばNHKかFM東京くらいしかなかったところに、
新たにJ-WAVE(FM-JAPAN)が参入しました。
本格放送に先駆けて、番組とは別に、時間帯に合わせたいい感じの曲をノンストップで
15分くらいON-AIRするコーナーがあったのですが、「More Music Less Talk」という
コピーもマッチして、新鮮で、カッコ良く思え、欠かさず聴いていたことを思い出します。

当時はまだ、J-POPという括りもなかった頃ですが、主に洋楽を中心に選曲され、
演歌や歌謡曲は絶対に流れてこないのも良かったですね。
また、合間に挟まれる「81.3~J-WAVE」というフレーズのジングルもカッコ良く
聴こえたことを覚えています。
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(色合いといい、フォルムといい面白いです)
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(下は花びらが長く、流線形に見えます)
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(こちらも花びらに特徴がありますね)
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(ベーシックな色合いも綺麗です)
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(同じタイプでも色合いが異なるとイメージも変わります)
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それからは車に乗るといつもJ-WAVEばかり聞いていた事を覚えています。
今みたいに車のオーディオにCDを何十枚もダウンロード出来る訳でもなかったし、
なにより、いろんなジャンルの音楽をミックスして流しているのが良かったです。
JAZZ、ROCK、FUSION、ヒーリングミュージック、ボッサ、ワールドミュージック等
今の僕の音楽の好みはJ-WAVEによって築かれたと言っても過言ではありません。

あ、いいな!と思ったら放送時間をチェックして、後から電話で曲名を聞く・・・
そんなことも頻繁にやっていました。
リクエストに応募してステッカーをもらったり、それを車に貼ったり、
そうそうクレジットカードもJ-WAVEがJCBとコラボしたカードを作ったり、
振り返ってみれば、かなりのフリークだったんですね。
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(巻雲が秋の空っぽいですね)
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(蔦[つた]ふたつ)
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番組をナビゲートするDJ(ナビゲーターと呼んでいました)がこちらも
カッコ良い英語のフレーズとともに番組を盛り上げてくれました。
ジョン・カビラさん、クリス・ペプラーさん、ロバート・ハリスさん、キャロル久末さん・・・。
カビラさんを通じて世界のサッカーにも興味を持ったし、兄貴的存在で好きだったけど、
一番好きだったのは平日の9:00~12:00のBOOM TOWNという番組のナビゲーターを
3年間担当されていた海老原 由佳さんでしたね。
声も話し方も大好きで、由佳さんが番組を担当する最終回(2000年3月30日)は
思わず車を止めて涙しました。

金子 奈緒さんは声もルックスも良かったですね(ラジオで姿は見えませんが)。
デーブ・フロムさんとは縁あって何回か駒沢球場で草野球をやりましたっけ。
秀島 史香さんもアドリブが冴えていて好きでしたね・・・
ピストン西沢さんとの絡みは最高でした!
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(ここからはバラが主役です)
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(バラは薫りも楽しめます・・・もちろんWebでは無理ですが)
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そんなJ-WAVEも2003年10月に西麻布から六本木ヒルズに移転していたんですね。
僕がラジオから離れる頃とタイミングを合わせるように、開局から9年目の1997年4月、
経営悪化からかなり番組製作のスタンスを変えた番組改編が行われたそうです。
いろんな媒体や企業ともタイアップしなくてはやっていけなくなったんだと思いますが、
今はトーク中心の番組編成となっているようです。
今、番組を聞いても多分あの頃のような感動はないのかもしれないな。
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(花の中に宇宙がありますね・・・暗闇に浮かびあがる星雲のよう)
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(日陰に差し込む斜光がスポットライトのように)
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ちなみに去年、うちの弟がカビラさんの朝の番組(と言えばGood morning TOKYO!と
思っていたけれど、今は違うらしい)に生トーク希望の応募をしていたそうなのですが、
それを奥さんに伝えるのを忘れたまま、ある朝電話が鳴り・・・
「Good morning !どうも、ジョン・カビラです」
「もしもし、どちらさまですか?」(奥方はかなり低いテンション)
「ジョン・カビラです!」
「いたずら電話ならやめてくださいね。」(さらに低いテンション)
「ち、ちょっと待ってくださいね、どうしましょうリスナーの皆さん・・・」
・・・となったところでラジオを聞いていた弟が慌てて電話を替わった、
という逸話があります。(一部想像のやり取りもありますが)
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(ベルベットのような質感)
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(蕾[つぼみ]も絵になります)
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以下はWikipedia(ウィキペディア)より。
・番組と番組の間に、AZ-WAVEというノンストップで快適な音楽をかけるプログラムを
 はさんだり洋楽・ヒーリング系・ジャズなどの選曲を重視、演歌や邦楽は極力かけないと
 いうスタイルで大人気に。
・邦楽の中でも、J-WAVEの選曲スタイルにあった曲はJ-POPと呼び、かけるようになる。
 2010年現在では「Japanese Pops」という意味合いで取られがちだが、もともとJ-POP
 という言葉はJ-WAVEが起源。
 また、いわゆる「渋谷系」と呼ばれるアーティストもよくかけていた。
・ところが、不況の影響などから次第に番組の傾向が変化した。スポンサーが、営業に
 直接的に結びつかないイメージ重視の広告を次々に取り止めたことがその変化の最大の
 要因であった。そして1995年頃から新人ナビゲーター(DJ)を募集、その頃から選曲の面では
 従来の「J-POP」に当てはまらない一般的な邦楽もかけ始めるようになり、専門番組
 も登場した。この変化は、スポンサーの望む顧客層と実際の聴取者とのギャップを埋める
 ことが社内の必達事項になったことが原因である。
・1997年4月の改編時に、従来の"More Music Less Talk"路線上の番組はほぼ姿を消し、
 音楽よりもトークを重視した番組編成が主体になった。
 むしろ「コミュニケーション・タイム」と呼ばれるゲストとの会話、リスナーとのやりとり
 や電話が重視され始めた。
・その後、番組/選曲も大きく変わり、開局当初の面影を残す番組は完全に無くなった
 (とはいえ他局とは違う独特の雰囲気・選曲傾向はある)が、往時を知らない世代や流行邦楽
 に抵抗のない聴取者からは、なお一定の支持がある。しかしJam the WORLDの番組の登場と
 ともに、往年のリスナーは見切りをつけ、FM聴取率(首都圏)の方では開局当時から比べる
 と低迷している。
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(白にピンクを三態)
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(エッジだけが色付いてとてもきれいですね)
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(中望遠レンズの効果が出ているでしょうか?)
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今回はZD50mmマクロ+テレコンバータ1.4倍=35mm換算で140mm相当
とLeica Summilux 25mm=50mm相当で撮影しました。
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写真の出来では、大砲級の望遠レンズを担いだカメラマンにも負けていないと思います。
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たぶん僕なんかは往年のリスナーなんですね。
立ち上げの頃のエネルギーに満ち溢れた、自分達のポリシーを貫こうという良き時代を
知っているという・・・ある意味幸せな。
きっと、そのまま聞き続けていても切り捨てられた感があり、離れていたかもしれないですね。

今はインターネットや携帯ミュージックプレーヤーの時代、FMラジオ局も生き残りに必死で、
いつまでも変わらない・・・というのは、今の時代では無理なのことなのかもしれませんね。
でも、新しいFMラジオ局の開局というイベント、
J-WAVEの場合はある意味で「新しいメディアの立ち上がり」だったような気がします。
そんなタイミングに立ち会えたこと、リスナーとしてですが、そこにいくばくか関与する
ことが出来た・・・これは良い思い出としてこれからも僕の心の中に。


ここからは秋の気配を漂わせる植物公園内の写真をお届けします。
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幹に注目ですね、何の樹かわかります。
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頑張って歩きました。
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まだ、こんな色。
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背景が綺麗にぼけて、緑の流れのようです。
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色付いた葉っぱも一枚くらい。
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紅葉が始まるとここもカメラマン達でいっぱいになります。
三脚を立てるとかなり邪魔になるのですが、マナーの良い人ばかりでないのが残念です。
今回もダリアの根元まで立ち入ったり、三脚の足を突っ込んだり・・・
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なんとなく秋色に染まった樹木もありました。
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カナダの国旗にあるメープルリーフだったと思います。
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季節を間違えた桜?
いえいえ、十月桜という品種で、今咲くのが正しいそうです。
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でかー、こちらはススキの仲間、パンパスグラス。
イネ科の植物でアルゼンチンからブラジル南部に分布しているそうです。
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日本の秋の空にも合いますね。
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今が見頃のコスモス・・・群生しています。
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白い花の花弁をアップで。背景の処理もいい感じですね。
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秋の代表的な草花ですね。
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なんとなく楽しげです。
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蜂さんも忙しそうに飛びまわっていました。
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今回は「More Picture Less Talk」のはずが・・・それなりにまとまりましたね。
ただ、一回分にしてはちょっとボリュームが多かったかもしれません。

<次のページ> は「小淵沢&富士見から、ちょっぴり早い秋の気配」です。
10月の三連休のTripですから時系列は遡りますが・・・

では、また。
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  by iwakura-t | 2010-10-16 19:00 | 10年秋から11年春

小淵沢&富士見から、ちょっぴり早い秋の気配

30度を超える連日の猛暑にやられ続けた今年の夏はいつのまにか駆け足で去って行き、
空にはうろこ雲、どこからか金木犀の強い薫りが乾いた風に乗ってくる秋になりましたね。
しばらくはこの気持ちの良い秋の陽気に浸っていたいのですが、
ひと雨ごとに今度は冬の足音も聞こえてくるようです。
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(八ヶ岳ホテル 風かさんのお庭で 秋になるとこんな色彩を撮りたくなりますね)

小淵沢&富士見から、ちょっぴり早い秋の気配・・・
ということで、タイトル通り、今回はちょっぴり早い秋の気配ということで
おなじみの小淵沢&富士見からお送りします。
(バリ島 山のリゾート編も途中なんですが・・・時期を逸してもなんなので)
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(道の駅こぶちざわで売られていたドライフラワーのセンニチコウ:千日紅)

10月体育の日を含む三連休を一日フライングして出掛けたのですが、
この連休はお天気に恵まれず、僕らも金曜日はそこそこの天気だったものの、
土曜日は朝から雨・・・ということで本当にShort-Tripとなってしまいましたが、
新たに加わったレンズ「LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」の
デビュー戦でもあり、その出来栄えやいかに?
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(なんでもない花ですが、なんとなく夏の名残りを漂わせていました)

このレンズ、2007年3月24日に発売されたとありますから、もう3年半くらい
経つのでしょうか?Panasonicがフォーサーズ規格用レンズとして製造販売していますが、
すでにPanasonicにはフォーサーズ規格のカメラボディはなく、楽しむにはOLYMPUS製
のボディが必要になります。(うちのはE-30+もうすぐE-5がやってくる!)
ズームはなく、35mm換算で50mm相当の単焦点レンズとなるので、アングルを確保する
には自分の足で距離を稼ぐことになるのですが、その画質、ニュアンスまで表現するあたりは
さずがLEICA ブランドを名乗るだけあります。
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(ヴィヴィッドな色彩の千日紅、こちらは生花)

今回、一緒にOLYMPUSの単焦点レンズ50mm F2.0 Macro(35mm換算:100mm)
とズームレンズ12-60mm F2.8-4.0 SWD(35mm換算:24-120mm)も持って行ったのですが、
天候にも恵まれず、出番はありませんでした。ですので、今回撮った写真はすべて
「LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」となっています。
F値が明るいレンズは被写体をシャープに、背景はぼかして撮ることが出来るのですが、
あまりにも明るすぎるレンズは多少の暗さもカバーできるのですが、ピントの合うエリア
が本当に微妙で、慣れるまではお蔵入りの写真も増えそうです。
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(ワレモコウで雨をしのぐか、アキアカネ)

ま、前置きはこのくらいにして、旅先のお話ですが・・・
行った場所、お宿も前回2010年7月の
「夏真っ盛りの八ヶ岳南麓、小淵沢、富士見への旅」 と同じなんですね。
なぜかと言えば、前回の宿泊時に「八ヶ岳ホテル 風か」さんでちょっとしたハプニングがあり、
そのお詫びとして無料宿泊券を頂いたからなのです。
「富士見パノラマリゾート」については、前回はその存在を知らずに見逃していた
「入笠(にゅうかさ)湿原」を訪れることが目的だったからなのです。
当然、初日の朝一番に「身曾岐神社」にお参りし、お昼は「井筒屋」さんで鰻をいただく
パターンも変わりません。(あまりにも固定化しすぎ?でしょうか)
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(身曾岐神社で見つけた今年一番の真っ赤なモミジ)

身曾岐神社ではちょうどその日の夜と土曜日の夜に「薪能」が行われることになっており、
能舞台周辺は指定席の準備等であわただしくなっていました。
初日の「マクベス」は大丈夫だったと思いますが、二日目の「薪能」は雨でしょうね!

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井筒屋さんの鰻もいつもながらの美味しさでしたよ、平日なので入店予約も出来たし。
今回は宮崎県産の鰻だったそうです。
さすがに12時近くなるとほぼ満席になる人気店です。
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(こちらは井筒屋さんの黒壁をバックに、店先の千日紅)

黒い瓶に描かれたワイングラスが可愛らしい。
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井筒屋さんの目の前にある「八ヶ岳の麓にある酒屋 久保商店」さんは大正時代より続く、
従来ながらの酒屋に加え、ハーブやピールなど食材も扱うお店でした。
楽しげなイベントもやっているようですので、興味のある方はリンク先をご覧ください。
http://www.kubosaketen.com/access.html

ディスプレイもセンスある感じ。
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こちらは招き猫、手の上げ方で効果も違うのかな?
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屋号のヨの由来が気になりますね。


さて、鰻を満喫したら、天気が崩れないうちに富士見方面へ向かいます。
夏の期間の営業終了を間近に控えた「富士見パノラマリゾート」はゴンドラに乗る人もまばら。
相変わらず、マウンテンバイクでダウンヒルをするライダー達を多く見かけます。
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夏の「富士見パノラマリゾート」はこちらから。

山頂駅から標高1,734mにある「入笠(にゅうかさ)湿原」まではゆっくり歩いて片道15分。
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チトンフィッドに満たされた、割とフラットな遊歩道をのんびり歩きます。
山頂駅で借りたストックを杖代わりに。
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クマザサの緑はまだ夏の勢いです。
真ん中の樹の幹に爪痕のようなものが見えるのは気のせい?
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ところどころ紅葉した葉も。(ツタウルシの見事な紅葉)
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ふー、やっと着いた!管理用道路を超えたところが湿原の入口です。
湿原の草がなんとも秋らしい色彩に彩られています。(クリックすると大きくなります)
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奥に見えるのは山彦荘と入笠小屋です。
今の季節、キノコを使ったお料理が美味しいそうです。
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湿原にはウッドデッキによる遊歩道がぐるりと設置してあり、ここまでの道のりと合わせて
割とカジュアルに来られる場所だと思います。(ただし、過信は禁物です!)
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『「スズラン山」とも呼ばれる入笠湿原一帯は、80万株のスズランの群生が有名ですが、
 その他にもさまざまな高山植物が見られます。一方、入笠山は、子供でも30分ほどで登れ、
 山頂は、視界が良ければ360度のパノラマが見事です。
 関東地方や中央道からのアクセスも良く、家族向きです。また、「蝶の入笠」と呼ばれ、
 多くの種類の蝶が生息していることでも有名です。スズランや、他にも見所いっぱいの
 入笠高原は、おすすめのハイキングコースです。
 入笠山というユニークな名前の由来は、山の形が冬に保存用に積み重ねて置かれる稲わらの束
 (ニョウ)の形に酷似しているからという説が最も有力ですが、他にも編み笠に似ているから
 という説や雨が多い場所なので「笠(かさ)を持って入る」ところからという説もあります。』
 富士見町の観光HPより
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湿原らしく、水の残っている場所も。
5月を過ぎた頃から湿原にもたくさんの花が咲いているようなので、
ぜひ、来年の夏も来てみましょう。
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今、読んでいる本。
 梨木 香歩さんの「水辺にて on the water / off the water (ちくま文庫)」

梨木さんの小説はストーリー構成が上手で、現実と幻想が入り混じる独特の世界観に
すっと引き込まれますが、エッセイでは身近な世界の話から時に幻想の世界へと
飛躍する展開の面白さ、なにより文章構成の上手さが味わえます。
何気ない風景描写にも味わいが感じられ、すぐに読み進むのがもったいない、
読後もしばらくその世界観に浸っていたいと思わせるその才能とテクニックは
現代作家の中でもトップクラスだと思います。
 少し引用させていただきます。
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「それにしても、この川旅の間中、絶えず流れていたあの森の奥からの便りの
 ような芳香といったら。落ち葉が日の光に乾いてゆく、カサカサと清潔な
 幸福な甘さ。あるいはもっと具体的にカツラの木の匂い、それに揮発性の
 成分が優ったような針葉樹の匂い、または何かの実が落ちて少しずつ発酵
 してゆく少し疲れたような甘さ、それからキノコが発生して、そしてまた
 腐葉土に溶けて戻っていくような、そういう複雑な過程も織り込まれた・・・。
 川が通過してゆく森の、その場所ごとに、その匂いが少しずつ異なり、
 それぞれ澄んだ空気のその上に、供されるように運ばれてくる。川筋はまた、
 森の中を縫うように吹いてきた空気の流れの寄ってくるところでもあるのだろう。
 語られるのは森の由来と履歴。」
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「森の音。本当に、森は水の生まれてくるところ。
 ここからスタートし、そしてまたここへ帰る。
 森の様々な匂いを集めて、風が川筋に寄っていくように、水もまた、人の
 想像の及ばない時間をかけて様々な場所を留まることなく走り抜け、その
 履歴を背負っていつか海に向かう。川の水を迎える海は、魚は、生物たちは、
 その物語をどう読み解くのだろう。
 その微妙に違う物語を、読み込む力が人に備わっていないにしても、そのことに
 思いを巡らせ、感覚を開こうとすることは、今、この瞬間にも、できることなのだ
 と信じている。そしてその開かれてあろうとする姿勢こそが、また、人の世の
 ファシズム的な偏狭を崩していく、静かな戦いそのものになることも。」
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「風景は次第に後方から夕焼けに染め上げられてきた。ふと気づいたときには
 空も海もまるで同じ色、道路に車外に山までが。誰ともなく感嘆の声を上げ、
 こんな色って、と呆然とした。
 空気中の粒子がすべて、この夕焼けの色を映している。薔薇色ともセピア色とも
 つかない、靄(もや)ような不思議な朱色。光源すらもう、どうでもよく、粒子
 そのものの内側から滲んでくるような、不思議な明るさ。
 どう表現すればいいのか、と、ぼんやりする。しばらく考えて、諦める。
 そう、前線の移動とか、遠くで発生した低気圧とか高気圧とか、嵐の前とか
 後とか、複雑に絡み合った条件の結果、信じられないような美しい気象に遭遇
 することがあるように、人生には突然何の脈絡もなく、さあ、存分に解釈して
 くださいと言わんばかり、信じられないような偶然が発生することがある。
 そんな罠のような一瞬。」
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梨木 香歩 1959年生れ。
著書に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『エンジェル エンジェル エンジェル』
『りかさん』『からくりからくさ』『家守奇譚』『村田エフェンディ滞土録』
『沼地のある森を抜けて』『f植物園の巣穴』
エッセイ『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『水辺にて』等がある。

本作ももう一度ゆっくりと読み返そう。

そして、僕も少しでも近づけるように頑張りたいと思います。

秋色に染まったいい感じの広がりの中に白樺の白い幹と遊歩道が風景のアクセント。
・・・頑張って歩いて来た甲斐がありました。
足元にはリンドウのムラサキが名残っています。
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すこし陽も射して来て、コントラストも良い感じに。
さて、そろそろゴンドラで地上へ降りましょうか。
帰りは同じ15分でもなんだか早く感じるね。
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山頂駅周辺ではモミジがきれいに色づいていました。

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こちらはオレンジ色の実を付けたスズラン。

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山麓駅ではコスモスの名残りが・・・。


「八ヶ岳ホテル 風か」さんで美味しい夕食と温泉を満喫した翌朝、霧雨の中を・・・
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この時期、胸を揺さぶるのは畠山美由紀さんの歌声。
季節は違うけど、「春の気配」という曲。
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「春の気配」
思い出せそう 昔 自分が誰だったのか 春の気配

こんな景色をどこかで見たわ
薄桃色の夕暮れの中を 西へと向かった

あの角を曲がって来るのは あの人に違いない
ぼんやりとした予感は 前にも生きた証
雨の日でも 会えなくとも 待ち続けた

今宵 景色は漆黒の夢 揺れる街灯 愛の気配

月の明かりは艶やかに舞う
水銀色のいくつもの足跡 川面に散らして

あの角を曲がって来るのは あの人に違いない
はりさけそうな予感は めぐる愛の証
死にたいほど 永遠ほど 待ちつづけた

思い出せそう なぜこうして 生まれてきたか 春の気配

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畠山美由紀さん
出身地:宮城県気仙沼市
生年月日:1972年8月18日
4歳から歌いはじめ、20歳過ぎから作詞・作曲を行う。
男女ユニット "Port of Notes" や10人編成のダンスホール楽団 "Double Famous" の
ヴォーカリストとして活躍する中、 '01年9月12日シングル「輝く月が照らす夜」で
ソロ・デビュー。 唯一無二の透明感溢れる歌声と圧倒的な存在感は、音楽シーンの中で
確固たる地位を築いている。
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畠山美由紀さんPort of Notes の情報はリンクから
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そういえば、土曜日の夜に地上波で「ルパン三世 カリオストロの城」をやってたんですね。
小学校高学年の頃だったかな?吉祥寺の映画館で2回見ました。
スタジオジブリの宮崎駿さんが初めて監督を担当した映画作品なんですよね。
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封切は1979年12月15日だったそうです、間違ってなかった。
DVDもあるので、時間を見つけて見返そうかな?
ラストがとってもせつないんだよね。
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こちらはアングル違い。
最初はトンボに気付かなかったんですよね、同系色なもので・・・
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ワレモコウ、前ボケと後ろボケを合わせて。
SUMMILUXのボケのコントロールにはもう少し、修練が必要ですね。
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さて、ちょっぴり早い秋の気配は伝わりましたか?
これからしばらく良い季節なので、このカテゴリでランダムに秋をお伝えしたいと思います。

急に冷え込むこともありますので、皆さんも風邪などひかないようにお気づかいください。
では、また。
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  by iwakura-t | 2010-10-11 18:25 | 10年秋から11年春

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